センター長挨拶
我が国では、基礎研究の分野では世界的にも高いレベルを有していますが、一方優れた臨床が推進されているにも関わらず臨床研究としての研究論文数が欧米に比べ多くないのが現状です。これらの状況を踏まえ、関西医科大学では先進的な臨床を進めている附属病院などの施設を有する大学として、臨床研究を組織的に支援することを目ざして、平成27(2015)年4月に当臨床研究支援センターが設立されました。
平成27年度に新たな国の臨床研究の指針である「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」が全面改訂され、臨床研究について研究機関の長の責務、倫理審査委員会の強化、研究の透明性の確保が求められています。このように、臨床研究を進める環境が厳しく変化するなかで、大学が臨床研究を進めていく必要性と責任は今後益々重くなっていくと考えられます。
臨床研究支援センターは設立より4年余りが経過し、当初からの学長、初代岡崎和一センター長の意向と方針を踏襲し、センターでは構成する4部門、CRC、事務担当を含む総メンバーにて、当初の目的である、臨床研究の支援体制構築と共に研究管理業務を実施しています。
今後も質が高く、透明性を有する臨床研究の推進や医療の更なる発展に寄与できますようメンバー一同尽力して参りたいと存じます。
2019年7月
臨床研究支援センター長 楠本健司
組織図
- モニタリング
- 多施設共同試験における運営支援
- 生物統計相談
- プロトコル作成支援
- 研究管理事務
- CRC支援事務
- 臨床研究相談
- 臨床研究等講習会の開催および研修記録の管理
SHARE