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教職員 2016年5月11日

大学院講座第722講開催のお知らせ

大学院講座第722講開催のお知らせ

大学院講座第722講を下記により開催いたしますので、奮ってご参加ください。


                    記

日 時 : 平成28年5月20日(金)17:30~
場 所 : 枚方学舎4階 カンファレンスルームD
題 目 : 情動の神経科学のための数理的アプローチ
講 師 : 雨森 賢一 先生
   (マサチューセッツ工科大学 Research Scientist)
司 会 : 中村 加枝 教授(生理学第二講座)

(大学院生への教育効果)
脳科学では、解剖学的・分子生理学的・薬理学的・電気生理学的等、様々なアプローチがあります。
しかし、神経細胞の振る舞いがどのような計算を経て心の変化に結びつくかを明らかにするためには高度な数理的解析やモデルがきわめて重要であり、現在 でも未解明の精神疾患の数理的な理解のみならず、人工知能の開発にも強力な武器となります。

雨森先生は数理工学出身ですが、現在は神経生理学者として不安や報酬情報といった情動、記憶のメカニズムを研究していらっしゃいます。
そこで、数理的なアプローチを神経科学に応用するために必要な局所電場電位の測定法、学習理論へのデータの応用法などの初歩を、実際の神経科学の研究とともにわかりやすく説明していただきます。
具体的には(1)簡単な経済学モデルと価値判断の定量化、(2)回帰分析を使った神経活動のデコーディング、(3)LFP記録の基礎と神経振動、を予定しています。
これによって、大学院生や教員にデータの数理的な解析の技能を身につけていただくことができます。
解析法の改良によって、ハイインパクトジャーナルにアクセプトされる機会の増加も期待されます。

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