母性(助産)看護学領域
女性が生涯にわたって健康であることへの願いを込めて
■領域概要
女性の健康は、経済、社会、文化、政治に左右されやすく、次世代に影響しやすいという特徴があります。私たちは、次世代を担う子どもが健やかに育ち、女性が生涯にわたって健康であることへの願いを込め教育に取組んでいます。
学部では、周産期そして女性の一生における様々な性と生殖に関する健康課題と看護について学びます。
助産コースでは、女性の生涯に寄り添える実践力のある助産師育成を目指します。
大学院では国内外の女性の健康維持増進そして次世代を育てる家族に着眼したテーマをもつ院生が学び合います。
新しい可能性を模索しながら共に学びましょう。
酒井ひろ子教授
育てる喜びを実感しながら、こどもを生み、育てることには、たくさんの支援が必要です。また生きる喜びを感じながら次世代が育つことにも、同じように多くの人々の支えが大切です。
生まれること、産むこと、育てられること、育つことに、ますます温かな理解と個に寄り添った看護が大切であること、実感する日々です。
発展途上国だけでなく日本にも、家庭の貧困がもたらす終わりの見えない負の連鎖に苦しむ子どもたちは多く、研究や活動を通して貢献を続けたいと思っています。さまざまな挑戦的な活動に共に取り組んでみませんか。
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鎌田奈津講師
大きな総合病院や助産所、地域の子育て支援係から小規模の診療所とさまざまな場所で助産師を経験しました。私は一度、助産師を辞めたのですが、戻ってきて改めて思うことは看護・助産師は素晴らしい仕事だということです。
妊娠中、出産、産後から育児と、人によっては妊娠するまでも大変な思いをされる方がいらっしゃいますが、出産を終えて元気に泣く我が子を見る母は本当に美しいと思います。どんな分娩をした女性でも、自分の出産は素晴らしい体験だったと思っていただきたい思いから、今は無痛分娩をした産婦の体験について研究をしています。
広い視野や柔軟な考えをもって一緒に学んでいきましょう。
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川嵜有紀講師
誰かに寄り添いたい、守りたい・・・そのような感情が自然と芽生えるのは、皆さんに母性は育まれているからです。人はこの世に生まれ、母と子、家族のなかで「基本的信頼」を獲得することで、生涯にわたる人との関わりの基盤をつくります。
また、女性が健康であることは、家族の健康にも影響します。女性の一生にわたって、その時期に応じた健康問題に対応していくために必要なのが母性看護です。
助産師として、病院勤務、地域での訪問事業、子育て支援などの経験から、小さなお子さんを抱えながらも産後に女性が健康に過ごすにはどのような支援が必要か、産後の健康に関する研究に取り組んでいます。
未来のお母さんと赤ちゃん、家族が、安心して子どもを産み育て、そして、様々な女性の人生の選択を支えることができるように、看護職を目指して、共に楽しく学びましょう!
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冨田英里子助教
看護学生時代に出産に立ち会わせていただき、出産される女性と生まれてくる赤ちゃんの強さに魅了され、助産師になりました。助産師として働く中で、出産はスタート地点であり、そこからのサポートが重要であると痛感しました。
出産をするとお母さまは、赤ちゃん中心の生活となり、どうしてもご自身のことは後回しとなり、体調不良になる方もいらっしゃいました。そのような経験から、お母さまの健康を守ることの重要性を感じ、育児をする女性の健康の保持・増進のための研究に取り組んでおります。
助産師は女性の健康を守る専門家であり、活躍の場が幅広いです。
幅広い視野を持ち女性の健康を守る専門職になるために、一緒に勉強し、成長しましょう。
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藤本綾子助教
学生時代に受けた講義がきっかけで助産師を目指しました。お腹の中の赤ちゃんが自分で体制を整えながら狭い産道を通り産まれてくること、産まれてすぐに母乳を探すことなど、新しい命の誕生に率直に感動したことを覚えています。
その後、大学病院や産科クリニックで助産師として勤務する中で、感動の場面に立ち会わせていただけることのありがたさと同時に責任の重さを強く感じました。
また、妊娠中や出産後の女性とかかわる中で、睡眠は単に身体を休めるだけでなく、前向きに育児に取り組むためにも必要だと学びました。
看護職を目指す皆さんとともに学び、成長していきたいと思っています。よろしくお願いいたします。
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連絡先
■看護学部
〒573-1004 枚方市新町2-2-2
関西医科大学 看護学部
TEL 072-804-0101(代表)
■看護学研究科
〒573-1004 大阪府枚方市新町2-2-2
関西医科大学 大学院 看護学研究科
TEL 072-804-0205、072-804-0207(事務室直通)
E-mail nursing@hirakata.kmu.ac.jp (事務室代表)
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