精神神経科学
わが国において「心のケア」の重要性がうたわれて久しい。うつ病患者数の増加、高齢化社会に起因する認知症患者の増加、さらには震災によるPTSDといった精神科に関連する話題は頻繁に報道されており、広く世間に知られている事実である。
しかし、心のケアと一口にいっても、薬物治療などの生物学的なアプローチを優先すべきものから、カウンセリングなどの心理学的なアプローチが重要なものまで様々である。また、精神疾患を治療する上で、地域との連絡調整は不可欠である。当科では医師だけでなく、臨床心理士、作業療法士、精神保健福祉士といった多職種が在籍している。現在、一般外来のほかに、専門外来としてうつ病外来、もの忘れ外来、ジストニア外来などを行っており、さらにリハビリテーション部門としてデイケア、作業療法を併設している。こういった多職種がチームをなし、それぞれの立場から臨床、研究、教育に取り組んでいる。
現在の研究テーマ
研究業績
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