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研究情報を更新しました
市橋教授の共著論文が 「Clinical Neurology and Neurosurgery」に採択されました
Phase angle and nutrition in the acute phase are associated with the subsequent recovery of activities of daily living ability after stroke
(急性期における位相角と栄養状態は、脳卒中後の日常生活動作能力の回復に関連する)
Clinical Neurology and Neurosurgery
Hiroki Tanaka, Gakuto Kitamura, Mayu Tamura, Manabu Nankaku, Masashi Taniguchi, Kenichiro Shide, Miharu Fujita, Megumi Ida, Shinobu Oshima, Takayuki Kikuchi, Takakuni Maki, Ryosuke Ikeguchi, Susumu Miyamoto, Ryosuke Takahashi, Nobuya Inagaki, Shuichi Matsuda, Noriaki Ichihashi
研究の概要:
研究の概要:
脳卒中後には日常生活動作(ADL)の回復をできるだけ高めることが重要ですが、その回復には長い時間を要することが少なくありません。長期間のリハビリテーションを進めるうえで、特に急性期にどのような戦略を立てることが後々の回復に有効かについては十分に明らかになっていません。
本研究では、脳卒中患者55名を対象に自宅へ退院するまでに回復したADLの量や効率に、急性期のどのような因子が関連するのかを検討しました。その結果、入院時のPhase angle(筋肉の頑健性を示す指標)や、急性期における栄養充足率がADL回復と関連することが分かりました。さらに、身体活動量が低い場合には、栄養充足率がADL回復に強く関わることも明らかになりました。 つまり、急性期には不足しやすい栄養を適切に確保することが、特に身体活動が低い患者ほどADL回復を促すうえで重要である可能性があります。これらの結果は、リハビリテーションに栄養面を組み合わせることでより良い回復が期待できることを示しており、多職種による包括的な管理の必要性を示唆しています。
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