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研究情報を更新しました

市橋教授と八木講師、梅原助教の共著論文が「 Journal of Science in Sport and Exercise」に採択されました

Changes in muscle mechanical properties and muscle activation during low-intensity contraction after static stretching
(静的ストレッチ後の低強度収縮時の筋の機械的特性と筋活動の変化)

Journal of Science in Sport and Exercise
 
Shusuke Nojiri, Hiroshige Tateuchi, Jun Umehara, Masahide Yagi, Yoshiki Motomura, Noriaki Ichihashi

研究の概要:
スタティックストレッチング(SS)が安静時の筋の硬さや最大筋力に及ぼす影響は多く報告されていますが,日常生活レベルの低強度の筋収縮に及ぼす影響については十分に明らかになっていません。本研究ではSSが低強度収縮中の筋特性に与える影響を検討しました。健常男性を対象に,腓腹筋に対するSSの前後で最大筋力の20%の筋力発揮を行い,その最中の筋の硬さ(張力の指標)と筋活動量を腓腹筋およびヒラメ筋で計測しました。その結果,SS後には収縮中の腓腹筋(特に外側頭)の硬さが低下しました。また,収縮中のヒラメ筋の硬さの変化は腓腹筋外側頭の筋活動割合と関連しており,相対的に腓腹筋外側頭の活動が高い人ではSS後にヒラメ筋の張力を増加させていることが示唆されました。これらの結果から,SS後には安静時の筋の硬さだけでなく収縮中の筋の張力も低下する可能性が示されました.本研究結果はウォームアップやリハビリテーションへの応用が期待されます。

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