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研究情報を更新しました

林助教の論文が国際学術誌「Cognition & Rehabilitation」に受理されました

Reliability and Validity of Information Literacy Self-Efficacy Report in Patients with Schizophrenia 
(統合失調症に対する情報リテラシー自己効力感尺度の信頼性および妥当性の検証)

Cognition & Rehabilitation
Hayashi R, Nagai A, Inadomi H, Ishii R.


研究の概要
背景:統合失調症患者は、少ない情報量ですぐに決める「結論への飛躍」があります。日常生活での結論への飛躍や情報収集、情報リテラシーに関する尺度はなく、情報リテラシー自己効力感尺度(ILSER)の日本語版を作成して、その検証をしました。
方法:統合失調症患者群61名、健常対照群59名を対象に、ILSERと健康および障害の評価(WHODAS)を実施して、その信頼性と妥当性を検証しました。
結果:ILSERの複数の項目において、患者群は健常群よりも得点が低かった。ILSERは、高い内的一貫性(尺度として一貫している)が確認されました。また、ILSERとWHODASの複数の下位尺度との間に有意な相関が認められ、外的基準との妥当性(測りたいものが測れている)が示されました。
結論: ILSERは生活上における情報リテラシーの自己効力感を測定する尺度として有用であることが示唆されました。

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