[KMU BRAND]関西医科大学 関連施設

MENU

学部・大学院

研究情報を更新しました

市橋教授、八木講師の共著論文が国際学術誌「Journal of Strength and Conditioning Research」に受理されました

Contributions of muscle architecture and tissue properties to knee extensor force production

（膝伸展筋の力発揮に対する筋構造と組織特性の寄与）


Journal of Strength and Conditioning Research

Hirono T, Murota N, Tanaka H, Yagi M, Wang Z, Mukai H, Itsuda H, Ichihashi N


研究の概要：

筋力には筋量が関連することは自明ですが、他の筋の構造特性や組織特性もまた関連因子として報告されています。本研究では、それら因子が独立して筋力に関連しているのかどうかを明らかにすることを目的に実施しました。健常若年男性24名、女性24名の最大等尺性膝伸展筋力（Peak torque; PT）とトルク立ち上がり率（Rate of torque development; RTD）を膝屈曲角度40度、70度、100度で計測しました。大腿四頭筋の筋断面積、筋束長、羽状角、輝度、弾性率を独立変数とし、各筋力値を従属変数とした単回帰分析と重回帰分析を実施しました。単回帰分析では断面積、筋束長、輝度、弾性率が筋力に有意に関連しましたが、重回帰分析の結果では筋力は主に断面積のみで説明されました。40度位の短縮位よりも70度や100度などの伸張位の方が説明力は高かったです。最大等尺性筋力には、他の構造特性や組織特性よりも断面積が主な決定要因であることが示唆されました。

ページの先頭へ