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研究情報を更新しました

中山講師と砂川助教の論文が学術誌「作業療法」に掲載されました

痛みが強い手関節拘縮に対して新しい人工筋型動的牽引スプリントを試みた関節リウマチの1例

作業療法

中山淳砂川耕作、岡久雄、田野確郎


研究の概要
背景:近年,リウマチ手に対して安静を確保することは、関節の痛みを軽減すると言われています。また、拘縮手に対する運動の一つとしてダーツを投じる運動の有効性が報告されています.そこで我々は,関節を固定させる機能と角度矯正を行う機能を兼ね備えた新しい人工筋型動的牽引スプリント(DTSaM)を考案しました。
DTSaMは、これまでのスプリントの矯正を加える力源にマッキベン型空気圧ゴム人工筋を取り入れ,ダーツスロー運動と固定機能を併存させたスプリントです.
そこで我々は,本スプリントをリウマチ患者に適応したところ,装着開始8週経過時に可動域,疼痛および握力も改善した症例を経験しました.本スプリントは疼痛軽減にも有効な福祉用具となりえる可能性があります.

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