第45回日本看護科学学会学術集会にて慢性疾患看護学領域の水野光助教が若手優秀演題口頭発表賞を受賞しました
2025年12月6日・7日、第45回日本看護科学学会学術集会が朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンターで開催されました。本学看護学部慢性疾患看護学領域の水野光助教が若手優秀演題口頭発表賞を受賞しました。
演題名:Nursing Practice Abilities in the Assessment of Inflammatory Bowel Disease Activity(炎症性腸疾患活動性評価をふまえた看護実践能力)
著者名:Hikaru Mizuno, Natsuko Seto
炎症性腸疾患(IBD)は、腸に炎症が起こり、良くなったり悪くなったりをくり返す病気です。この研究では、「疾患活動性評価」とよばれる、病気の勢いをとらえるための看護の知識をふまえて、看護師がどのように患者さんの状態を判断し、ケアを実行するのかという看護実践能力を明らかにしました。患者さんとの距離感や信頼関係を大切にしながら、看護師としての自分の立ち位置をととのえ、「今、この人にどんな声かけや支援をするのがよいか」を組み立てていく看護師の力を整理した研究です。今後は、こうして整理した看護実践能力をもとに、看護師が自分の実践能力を振り返り「数値化」できるものをつくり、病院や外来、地域など、あらゆる療養の場でIBD患者さんを支える看護に活かしていくことを目指しています。
SHARE
![[KMU BRAND]関西医科大学 関連施設](/common/img/logo_brand.png)