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研究情報を更新しました

梅原助教の論文が国際学術誌「Scandinavian Journal of Medicine and Science in Sportsに採択されました

Sex differences in three-dimensional muscle shape: Disentangling allometry from sexual dimorphism using statistical shape modeling
(骨格筋3次元形状の性別による違い:統計形状モデリングを用いて大きさと形の関係性を考慮した検討)

Scandinavian Journal of Medicine and Science in Sports 

Jun Umehara, Masashi Taniguchi, Masahide Yagi, Mazen Soufi, Yoshito Otake, Yoshinobu Sato, Ryusuke Nakai, Noriaki Ichihashi 

研究の概要:

性別は骨格筋の形態的違いを生み出す根源です。骨格筋の大きさは女性より男性の方が大きいことが明らかですが、骨格筋の形状に性別の違いがあるかはこれまで十分に検討されていませんでした。また、形状の性差を調べる上で、アロメトリーという大きさに伴う形状の変化が関わってきますが、これは考慮されていませんでした。 

本研究では、健常若年者のMRI画像を計測し、3次元形状を定量化できる統計形状モデリングという解析手法を応用して、大腿四頭筋の3次元形状の性差を調べました。その結果、断面積や体積で表される大腿四頭筋の大きさに加えて、筋の3次元形状にも性別による違いを認めました。興味深いことに、この筋形状の性差の大部分はアロメトリーに基づくものでしたが、それでは説明できない形状の性差も僅かながら発見されました。具体的には、男性の外側広筋は前方への膨隆が大きい一方で女性は後方への膨隆が大きく、女性に比べて男性の内側広筋の遠位部は内外側方向へ膨隆した形を呈していました。さらに、これら筋形状の特徴に基づき、性別を精度良く判別することも可能でした。本結果は骨格筋形態研究の新たな知見であるとともに、ACL損傷など性別がリスクファクターだと考えられる運動器障害の予防・治療開発に応用できる可能性があります。 


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