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学部・大学院

研究情報を更新しました

森講師の共著論文が国際学術誌「Spine」に採択されました

 Longitudinal investigation of postural strategies associated with improvement in gait speed following adult spinal deformity surgery using machine learning
(機械学習を用いた成人脊柱変形手術後の歩行速度改善に関連する姿勢戦略の縦断的解析)

Spine

Naoto Mano, Kimihiko Mori, Takayuki Konishi, Jin Kuramoto, Shun Ito, Takayuki Kuwabara, Tomohiro Ushikubo, Kimitaka Hase

研究の概要:
成人脊柱変形は高齢者に多くみられ、脊柱アライメントの異常により体幹・股関節・膝関節が屈曲した姿勢となり、歩行速度や歩行能力の低下を引き起こします。脊柱固定術により脊柱アライメントは改善しますが、歩行速度の改善には個人差があり、そのメカニズムは十分に明らかになっていませんでした。
本研究では、成人脊柱変形手術を受けた患者を対象に三次元動作解析を行い、重心(Center of Mass: COM)と足圧中心(Center of Pressure: COP)の前後距離(COM–COP距離)に着目して歩行速度との関連を解析しました。さらに、機械学習手法を用いて歩行パターンの特徴を抽出し、患者の歩行戦略を分類しました。
その結果、歩行速度の改善にはCOM–COP距離の拡大、特に骨盤からCOPまでの距離の増加が強く関連していることが明らかになりました。また、機械学習によるクラスタリング解析により、股関節パワーを主とする歩行戦略と足関節底屈モーメントを主とする歩行戦略という、異なる歩行パターンが存在することが示されました。
本研究は、成人脊柱変形手術後の歩行回復に関わる姿勢制御メカニズムを明らかにし、患者の歩行特性に応じた個別化リハビリテーション戦略の構築に貢献する知見を提供するものです。

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